世界一周旅人の旅後の仕事について

旅に出てからの事は誰も教えてくれなかった。
仕事を辞めて、長旅して、帰ってきて、ソレからの仕事はどうするのかが一番の不安だった。

でも私の長旅友達に限っては、帰国後は語学力を生かしてエリートサラリーマンになったり、
NGOを立ち上げたり、また文筆家になったり写真家になったりした。
とか言って、まあ大体がみんな営業とか販売とか医療とか、前職と同じ職種に就いた。再就職しやすいからね!
でもみんな旅に出る前より、ダイブ、タフにパワフルに楽しく生きてるみたい。

私は「旅をし続けながら生きてゆくため」にはやっぱり、イラストレ−ターやライターだよなぁと言う事で、
長旅後に文章や絵の修行のために、雑誌編集者の職に就いた。
締め切り前は連日18時間労働とかの過酷さだったけど、本当に文筆・編集レッスンになった。
毎日毎日文章を書かせてもらって、私の文章能力は本当にスキルアップした。
そして今は普通に制作系の仕事をしながら、スピリチュアル雑誌やアウトドア雑誌で連載の旅まんが家を
させてもらってる。
何とか旅に関係する業務をやらせてもらってるカンジだ。有難い事です。

でも私は旅に出る前、日本がキライだった。ソレは後で知ったけど、アメリカの戦後教育のせいだ。日本人は
大体日本がキライだ。そういう教育を受けてきた。
でも世界をぐうるり回って、日本位良い国は無いと思った。
人間は優しいし、文化は独特だし、何よりゴハンが凄く凄く美味しい!(昔、ブラジルで会った、
日本に行った事あるブラジル人に、覚えてる日本語つったら、こんにちわ、ありがとう、すき焼き、お好み焼きって
言われた位!よっぽど日本食美味しかったんだなー!)
ホントこんな良い国は世界レベルで見て、あんまり無い!
何でこんな良い国キライだったのか、と思う位。ホントにホントに良い国だ!
でも世界を見なければ、ソレはわからなかった。だから世界に出て本当に良かった。

でも、でも、ついでに言えば、実は、私は、旅に出るまで自分がキライだった。
80点とっても100点とらなきゃダメみたいな教育を親から受けてきたので、
ずっとずっと私はダメ人間なんだ。いらない人間なんだ。と思って生きてきた。
あと、良い大学、良い就職、良い結婚みたいな教えを、親や先生、友達やテレビまでが同じ事を言うので、
そうでなきゃいないと思っていた。
でも旅に出てみたら、40歳までハリウッドで働いてソレから子供を産んだアメリカ人、また小学校しか
出ていないけど頑張って家を建てたブラジル人、更には離婚したけど沢山の子供達に囲まれて幸せそうなペルー人、
に出会った。

旅で沢山の人に出会って、ソレで私が今までがんじがらめになっていたのは、「日本のルール」かも知れないけど、
「私のルール」ではないと気がついて、ソレから生きるのがとってもラクになった。私は自由に生きて良いんだと思った。
長旅をして、何でも一人で頑張れた自分にちょっとだけ自信もついた。そうしたら旅前よりも自分が好きになれた。
今まで自分をキライで生きてきたけど、ソレをひっくり返せた。自分を好きになれた。旅には本当に感謝している。

そういう訳で、私は本当に旅に救われてしまったので、みんなも旅に出て救われてしまえば良いのにと思う。
みんなが旅をすれば、世界はもっと良くなるとも思う。
だって世界を旅すれば、世界中に友達が出来て、そういうヤツラとはずっと友達でいたいと思うし、
その国自体を大事に思える。世界が友達になる。世界が家族になる。
大事なモノは、壊したくないハズだ。
あと単純に、行った事ある国のニュースには敏感になる。世界の貧困や紛争も身近になる。
世界に、優しくなる。

だからみんな旅に出よう。
海外じゃ無くてイイ。隣町でもイイから旅に出よう。
何日も行かなくてイイ。数時間でもイイから旅に出よう。
全部が全部、旅だ。

そう言えば、以前に東京から屋久島までヒッチハイクで旅をした。だからお金が無いから旅が
出来ないというのは嘘だ。
あと日帰り半日弾丸で韓国まで旅もした。だから時間が無いから旅出来ないのも嘘だ。
いつでも旅は出来る。少しの勇気だけだ。

私は望んでる。あなたが旅に出るのを。
私は望んでる。あなたが旅に出るのを。
私は望んでる。あなたが旅に出るのを。

そして、強く、優しくなってくれ!!!!!!!!

いつか、みんなで他の星に旅に出よう!!!!!!!



読んでくれて有難うございました!!!!!!!!




TOP