バリ「迷子と旅の醍醐味で死にそうになる」


バリに到着して、良さげなゲストハウスにチェックイン。

翌日、10時頃に普通に起きて街を散策。
お昼ご飯を食べようと思って、財布を取りだそうとするも、どうやら宿に忘れてきた様子。
でも、うっかり迷子。ゲストハウスの位置がわからなくなってた。

お店や家がいっぱいある、1本道のこの道。ゲストハウスはこの1本道のどこかにある。
とりあえずはじからはじまで歩いてみる。
でもゲストハウスは見つからない。
再度、はじからはじまで歩いてみる。
でも見つからない。

既に歩き始めて5往復目辺り。
もう半泣き。

でも、あんまり何度も往復しているので、そんな私の顔を覚えたお店の人や食堂の人が、
何でそんなに歩いているんだ?と声をかけてくる。
迷子になってるんだ。ゲストハウスに戻れないんだ。と答えると、
大丈夫かと、本気で心配してくれて、お茶やコーラを差し出してくれる。
これは、「ありがとう。でもいいです。すいません」とか遠慮する方がおかしいよな。と有難く頂く。
一緒に店先や家の前に座って、おしゃべりする。何人も何人も、座っておしゃべりする。

夕方近くになって、まだゲストハウスに戻れなくて、完全に途方に暮れる。半泣きどころか、
普通に鼻水もしったたってくる。
でもココで奇跡が!
たまたま通りかかったゲストハウスのお母さんが、私の顔を覚えていて、何しているの?と。
迷子になってたんです。と伝えると、バイクの後ろに乗せて、すぐゲストハウスまで連れ帰ってくれた。
その場所は、1本道の少し奥に入った場所で、全然気がつかなかった場所。
「帰れた〜」とまた嬉しくて泣きそうになる。

でも、道に迷ったおかげで、この1本道の人達と仲良くなれた。いっぱいおしゃべり出来た。
道に迷った事は災難だったけど、楽しい時間もいっぱい過ごせた。
トラブル満載の日々だけど、こういうのもやっぱり、旅の醍醐味なのかなぁ。とか思いつつ。

夜は相変わらずの満点の星空。本当にいつも今日みたいなトラブルばっかりだけど、
無事に旅を続けられる事に神様に、宇宙に、感謝。
「テレマカシー」今日覚えたばかりバリのありがとうを唱えて。
みんなに愛をもらってばっかりだなぁ。いつか、何か返せるのかなぁとか思いつつ、
今日も、ぐーすかぴーとヨダレを垂らしながら、眠りに、つきました。



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