タイ「首長族と海で溺れたりとナマコで死にそうになる」


タイも好きで3回くらい行った。

北部に「首長族」がマジで現存してるって言うからツアーに参加した。
現場に着いたら、女性、マジで首が長かった。
首に輪っかをつけて、何年も何年もかけて長くしてゆくと。
首が長ければ長いほど美人だと。

ほえ〜!すげえ異文化感!
世界って広いな〜!

一緒に写真を撮らせてもらって、首長族の市場で煙草を売ってたので、
私は煙草は吸わないけど、友達へのお土産に買ってゆく事にした。

それからツアーのバスで休憩場所でも市場があったのでひやかすと、
首長族の市場で売ってた煙草と同じような煙草が、全然さっきより安い値段で売られてた!
これだけ旅しても、まだボられるか!
つーか、私、首長族にボられたよ!!

何だか、悲しいような、笑えるような。ムキー!!


微妙な面持ちを抱えながら、次は南部へ渡った。
ある海岸では、干潮時に対岸の無人島まで歩いて行けたから、仲良くなった旅人と、
無人島まで歩いて行って一緒に遊んだ。
でも気がついたら干潮は終わっていて、満ち潮になって道が無くなっていた。

ヤバい!!!!!!!!!!!!!

もう泳いでもとの海岸まで戻らなくちゃいけなくて軽くパニック!
でも、行くしかない!

ざばあっ!と。
とりあえず泳ぐしかない!
必死で泳ぎながら目に少しの違和感。
何か目に入ったかな?と目をこするとコンタクトレンズが外れた。
焦ってそんままコンタクトレンズを右手に握りしめた。

ちなみに左手はと言うと、無人島でやたら巨大なナマコを見つけて、写真をとりたくて、
だから左手でナマコを握りしめていた。

右手にはコンタクトレンズ。左手には巨大なナマコ。
最早、完全に意味不明!


無人島から、元いた場所(ビーチ)まで予想以上に距離があって、精神的には既に死亡中。

船がたまたま通りかかって、「オーイ助けてくれー!!」と叫んでも、
遊んでだけにしか見えないらしく、普通に「オーイ!」と楽しそうに返事をされる。
挨拶じゃねっつの!助けてくれっつの!

また死にかかってしまったとか想いながら、砂浜にたどり着くと、普通にドザえもん。
でもいまだ右手にはコンタクトレンズ。左手には巨大なアナコ。
命かかってるんだから手放せよ!!


でも街へ戻れば、異常に美味しいタイ料理。
タイの焼きそばみたいなパッタイ。
鶏のバジル炒めご飯のガパオライス。
鶏の出汁で炊いたご飯の上に、茹でた鶏肉をかけたカオマンガイ。
何食べても美味しいよー!ぴー!!
基本、屋台で食べるんだけど、マジ何食べてもハズレがない!
ここが、タイの人気なところの大きな部分を占める理由なんだろうなぁー。

あとは、気候が良いので、なんとなく、南国ムードなところとか、
あと、人が笑顔でいるのがまた嬉しい。人間が優しいのよ!
会社員がリタイヤしてタイに移住するのとか凄く良くわかるもん!


早朝の、街から空港まで行く乗り合いバスは、運転手がルートを勝手に変えて、自分の家に寄る。
母ちゃんを起こさなきゃいけなくて。と。
凄過ぎる理由!

こういうのを見てると、日本って本当にもう少し適当でもイイんじゃないかと思わせる。

中南米とか、頭上からフルーツは落ちてくるし、釣りに行けば魚が釣れるし、
働かなくても食うだけなら食っていけるもんなぁ。
私もそれくらいで生きてゆきたいです。

旅先では日本にいた時には思いも寄らなかった事を感じいる。
相変わらず太陽は昇るし、月も昇る。
繰り返し繰り返し。
当たり前の事に感謝を捧げながら、私は今日も生きてゆく。
生きてゆくのです。



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