犀の角のように


犀の角のようにひとり歩め
赤く燃える大地踏みしめて
誰より孤独な獅子であれ
誰より自由な鳥であれ

雨と風と寒さと暑さに
打ちのめされひとり歩め
飢えと渇きと虻と蛇を
恐れないでひとり歩め

淋しくって淋しくって
ふるえる夜は
会いたくって会いたくって
君を思うよ
僕のわがまま許しておくれ
好きだ好きだ大好きだ
この地球を抱きしめたい


犀の角のようにひとり歩め
赤く燃える大地踏みしめて
誰より荒ぶる川であれ
誰より火を噴く山であれ

貪ることなく 偽ることなく
群れをはなれひとり歩め
濁ることなく迷うことなく
友を残しひとり歩め

悲しくって悲しくって
泣きたい夜は
ふれたくってふれたくって
君を描くよ
僕の想いをわかっておくれ
好きだ好きだ大好きだ
この世界とセックスしたい

犀の角のようにひとり歩め
赤く燃える大地踏みしめて
誰よりやさしい花であれ
誰より無邪気な蝶であれ


犀の角のようにひとり歩め
赤く燃える大地踏みしめて
誰より輝く星であれ
誰より大きな空であれ

汚れ 傷つき 唾を吐かれても
ただ無言でひとり歩め
笑われ見下され 罵倒されても
ただ微笑みひとり歩め

疲れ果て疲れ果て
倒れた夜は
せつなくってせつなくって
君を求める
僕の涙をぬぐっておくれ
好きだ好きだ大好きだ
この宇宙を呑みこみたい

犀の角のようにひとり歩め
赤く燃える大地踏みしめて
誰より裸の人であれ
誰より自分のままであれ


犀の角のようにひとり歩め
犀の角のようにひとり歩め
犀の角のようにひとり歩め
犀の角のようにひとり歩め
犀の角のように
犀の角のように
犀の角のように
犀の角のように



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